Device for forming denture plate
专利摘要:
公开号:WO1991019463A1 申请号:PCT/JP1991/000803 申请日:1991-06-14 公开日:1991-12-26 发明作者:Yoshiteru Akimoto 申请人:Ube Industries, Ltd.; IPC主号:A61C13-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 [0002] 義歯床成形装置 技術分野 [0003] 术発明は熱可塑性樹脂を用いて義歯床を得る義歯床成形装置に関 し、 更に詳しくは、 加熱軟化した熱可塑性樹脂ブレフォームを圧縮 成形して義歯床を得るに当たり、 成形時間を短縮して極めて効率の よい成形を可能とし、 装置を小型化し得る義歯床成形用プレス装置 、 加熱装置および加熱ボックス等の義歯床成形装置に関するもので ある。 背景技術 [0004] 近年、 義歯床材料として力学的強度、 安全性に優れたエン^ニア リングブラスチックを用いる方法が開発されている。 その例として 射出成形法によるポリ力一ボネ一卜義歯床、 ポリサルホン義歯床等 がある。 しかし射出成形法は、 義歯床形成に高価な射出成形機を必 要とする。 [0005] 一方、 安価な圧縮成形機を用いて、 簡便に熱可塑性樹脂の義歯床 を成形する方法として、 製作する義歯床に類似した予備成形品を石 膏下型の上で加熱軟化させた後、 圧縮成形する方法が公知となって いる。 [0006] このような圧縮成形法における装置として、 例えば実開眧5 9— 5 7 9 1 9号公報に、 熱可塑性樹脂を加熱軟化するための恒温室と 、 石膏下型を石膏上型の下方まで移動するためのガイ ド及び圧縮成 形機を組み合わせた義歯床製作装置が示されている。 [0007] この装置の恒温室は、 内部に熱可塑性合成樹脂板を載せた下部フ ラスコを収納し、 下部フラスコを加熱すると共に熱可塑性合成樹脂 板を加熱軟化させるもので、 恒温室で加熱された下部フラスコを合 成樹脂板が加熱軟化した状態で恒瘟室から取り出しガイドに ¾つて 上部フラスコの下方まで移動した後、 上下フラスコを合わせて圧縮 成形するものである。 以上のように上記の装置は、 下部フラスコを ブレスゾーンとは離れた位置に S置された桓溘室で加熱した後、 ブ レスゾーンまで移動させ、 そこで圧縮成形を行うものである。 [0008] しかしながら、 近年、 圧縮成形をより短時間に行い、 義歯床の製 作をより効率的に行おうとする要請が生じてきた。 この場合、 上記 した実開昭 5 9 - 5 7 9 1 9号公報に記載の装置においては、 特に 圧縮成形時間の短縮や装置の小型化を図ろうという工夫は開示され ていない。 [0009] また、 この装置においては、 上部フラスコは図示しない予備加熱 室で予備加熱されるものの、 その後ブレスゾーンの所定位置にセッ '卜され、 次いで上部フラスコが下降しその下方に恒温室から移動し てきた下部フラスコと合わさり圧縮成形するものであるため、 上部 フラスコおよび下部フラスコはともに加熱の直後に圧縮されるもの ではない。 [0010] さらに上記の装置においては、 熱可塑性樹脂を加熱軟化するため の恒温室は開示されているものの、 恒瘟室の具体的な構成は図示さ れていない。 即ち、 上記装置においては、 恒温室内において石膏上 型および石膏下型を加瘟するためのヒーターの S置、 形状等につい て具体的な記載がない。 [0011] 従って、 本発明の第 1の目的は、 義歯床製作における圧縮形成を 効率良く行い、 成形時間を短縮しかつ装置の小型化が可能なブレス 装置を提供することである。 [0012] また、 未発明の第 2の目的は装置全体の小型化を達成し、 しかも 作動の確実化を図ることができる義歯床成形用加熱装置を提供する ことである。 [0013] さらに末発明の第 3の,目的は、 石膏上型および石膏下型のそれぞ れをより効果的に加温することが可能なようにヒーターの位置、 形 状を特定した加熱ボックスを提供することである。 発明の開示 [0014] そして、 上記第 1の目的は、 未発明によれば、 人工歯が保持され た石膏上型が取り付けられる上部固定盤、 予備軟化された熱可塑性 樹脂ブレフォームが載置される石膏下型が取り付けられ、 上記上部 固定盤の下方に位置する可動盤、 *体が下部固定盤に垂下して取り 付けられ、 ビス卜ンロッ ド先端が前記可動盤に固着された駆動用ェ ァシリンダ、 から主として構成され、 該¾動用エアシリンダとして 、 油圧による駆動シリンダと空圧ブースタを一体化したものを用い た義歯床成形用ブレス装置、 により達成することができる。 [0015] 次に本発明の第 2の目的は、 太発 ¾によれば、 上下石膏型を圧着 し石膏下型上に載置される熱可塑性樹脂ブレフォームを圧縮成形す るブレスゾーンと、 その外方位置との間で略水平方向に移動自在に 配置される加熱ボックスと、 該加熱ボックスの移動方向と交差する 略垂直方向に進退するビストンロッ ドを有する加熱ボックス褽動装 置と、 該加熱ボックスと該加熱ボックス椠動装置とを連結する連結 機構とから成り、 該連結機構が略垂直方向と略水平方向間の方向変 换機能を有する義歯床成形用加熱装置、 により達成することができ る。 [0016] 上記加熱装置の場合、 連結機構が板パネあるいはリンク機構から 形成されることが好ましい。 これらは加熱ボウクスをブレスゾーン に移動させるに際し、 ブレスゾーンの所定位置への確実な移動が図 れるからである。 [0017] さらに、 本発明の第 3の目的は、 上室および下室の上下二室から なり、 下室は石膏上型上に載置される熱可塑性樹脂ブレフォームの 軟化用であって、 その断面形状が該ブレフオームの形状に略対応す るように遠赤外線ヒータ一が設けられ、 上室は石膏上型の恒溘用に 前記の下室に設けられた遠赤外線ヒータ—を熱源とする加熱板にて 画成され、 該加熱扳は遠赤外線発生手段を備えた義歯床成形用加熱 ボックス、 により達成することができる。 [0018] 以下、 *発明の作用について説明する。 [0019] 先ず、 *発明の義歯床形成用のプレス装置は、 固定された石膏上 型の方向に、 加熱軟化した熱可塑性樹脂ブレフオームを載せた石膏 下型を可動盤を介して上昇させ石膏上型に圧着させて義歯床を成形 するに際して、 特定の構造を備えた駆動用エアシリンダを用いる。 即ち、 この麗動用エアシリンダは、 基 *的に、 油圧シリンダ部と 空圧ブースタ部どから構成されるものであり、 以下、 箇単にその作 用を説明する。 [0020] まず、 当初においては、 第一ボー卜より圧縮空気を供給し空油圧 変換機構を介して油圧シリンダ部の油圧ビストンおよびビストン口 ッドに連結した可動盤 (石膏下型が取り付けられている。 ) を高速 にて短時間で石膏上型方向に上昇させる。 次に、 可動盤が石膏上型 に近接した所定位置においてそれを検知し、 そこで空圧ブースタ部 の第二ボー卜より圧縮空気を供給し、 空気圧による増圧シリンダー に切り巷えて、 油圧ビス卜ンを低速度♦高推力で石膏下型を石膏上 型に圧着する。 [0021] このような高速駆動と低速♦高推力駆動を組み合わせた駆動用ェ ァシリンダを義歯床成形用として用いたことにより、 成形時間を短 縮し、 効率のよい義歯床の圧縮成形を達成することができ、 さらに ブレス装置全体としての小型化を達成することができる。 なお、 高 推力を得る場合には一般的に油圧ポンプにより作動される油圧シリ ンダが用いられるが、 この場合だと油圧ポンプ、 タンク、 ストレ一 ナ、 切替弁、 リリーフ弁、 他の必要機器を内蔵した油圧ユニットが 必要になり、 成形装置が大掛かりとなる。 次に、 本発明の義歯床成形用の加熱装置は、 加熱ボックスと、 加 熱ボックス駆動装置と、 両者を連結するための連結機構とから構成 され、 連結機構が略垂直方向と略水平方向間の方向変换機能を有す るものである。 従って、 加熱ボックスとその ¾動装置と両者を連結 するための連結機構を有機的に配置したので装置全体の小型化が図 られ、 しかも加熱ボックスのブレスゾーンの所定位置への確実な移 動を達成することができる。 [0022] さらに、 本発明の義歯床成形用の加熱ボックスは、 上記のように 、 上室と下室の二室構造からなり、 それぞれに設けた遠赤外線発生 手段を石膏下型と石膏上型の加熱のために適切に S置したものであ るので、 熱可塑性樹脂ブレフォームを全体的に均等に加熱軟化する ことができる。 [0023] また、 本発明では、 下室に設けられた遠赤外線ヒータ一を一つの 熱源とし、 これにより温度差をもたせて同時に石膏下型上の熱可塑 性樹脂ブレフオームを加熱軟化するとともに、 該遠赤外線ヒーター が上室の遠赤外線発生手段を備えた加熱板を加熱し、 これにより'加 熱板が遠赤外線を発生し、 石膏上型を所定溘度に保持することがで きる。 [0024] 義歯床を成形する場合、 加熱ボックスにおいて上室側の人工歯を 埋めた石膏上型の雰囲気温度を、 人工歯が熱変形しない程度の約 1 3 0ての温度に、 下室側の石膏下側の雰囲気温度を、 石膏下側の上 に載せた熱可塑性樹脂ブレフォームの成形時に該ブレフオームが軟 化する約 3 8 0 °Cの瘟度というように, 石膏上型および下型の雰囲 気温度を各々異なる瘟度に調整する必要がある。 [0025] このため、 義歯床ブレス部へセッ 卜された石膏上型および下型の 間に、 石膏上型保温用の遠赤外線発生加熱板と、 石膏下側の熱可塑 性樹脂ブレフォーム加熱用の遠赤外線ヒータ一をそれぞれ上室およ び下室に配置した *発明の加熱ボックスを装入して石膏上型と石膏 下型を前記のごとき所定瘟度に加熱し、 熱可塑性樹脂ブレフォーム が加熱軟化した後、 加熱ボックスを義歯床ブレス部から外し、 次い で圧縮成形を行うことができる。 図面の箇単な説明 [0026] 第 1図は末発明の義歯床成形装置において、 特にブレス装置を詳 細に示した一実施例の断面説明図である。 [0027] 第 2図は太発明の義歯床成形装置において、 特に加熱装置を詳細 に示した一実旌例の断面説明図である。 [0028] 第 3図は連結機構の他の実 ¾例であるリ,ンク機構を示す説明図で ある。 [0029] 第 4図は本発明における義歯床成形用加熱ボックスの一例を示す 左半分正面断面図♦右半分正面図、 第 5図はその右側面図 (一部断 面図) である。 発明を実 ¾するための最良の形態 [0030] 次に、 本発明を図示の実 ¾例に基づきさらに詳しく説明するが、 未発明はこれらの実旄例に限られるものではない。 [0031] まず术発明に係る義歯床成形装置のうち、 ブレス装置について説 明する。 [0032] 第 1図は术発明の義歯床成形装置において、 特にブレス装置を詳 細に示した一実 ¾例の断面説明図である。 [0033] 第 1図において、 1はプレスゾーンで、 ここには、 熱可塑性樺脂 ブレフォーム 2を載置した石膏下型 3と人工歯 4を内蔵する石膏上 型 5が収容されている。 また、 石膏上型 5は上部固定盤 6に、 石膏 下型 3は可動盤 7にそれぞれ据え付けられており、 可動盤 7は下部 固定盤 8に垂下して取り付けられた ¾動用エアシリンダ 1 0のビス トンロッド 9の先端に固,着されて石膏上型 5の方向に昇降するよう になっている。 また、 駆動用シリンダ 1 0は、 基本的に油圧シリン ダ 1 1と空圧ブースタ 1 2とから一体的に成り立つている。 [0034] 空圧ブースタ 1 2は増圧ビストン 1 7とそれに一体的に固着され た増圧ラム 1 7 aが内装されて構成されている。 油圧シリンダ 1 1 は油圧ビストン 1 5とそのビストンロッド 9から構成され、 ビスト ンロッド 9の内部には轴線方向に端部にまで廷び、 前記空圧ブース タ 1 2の増圧ラム 1 7 aが挿入可能な孔 9 aが形成されている。 1 l a 、 l i b , 1 2 aはオイルシールである。 [0035] 油圧シリンダ 1 1 と空圧ブースタ 1 2の結合部分の前記增圧ラム 1 7 aの貫通孔 2 5には油出入口 2 6が開設されており、 ここと空 油圧変換機 1 4の下部とは油 管 1 4 aにより接続されている。 空圧ブースタ 1 2の増圧ラム 1 7 aの外径および貫通孔 2 5の内 径 dは増圧ビストン 1 7の外径 Dよりも所定の小さいものとされ、 例えば外径 dの増圧ラム 1 7 aと外径 Dの増圧ビス卜ン 1 7の面積 比 (増圧比) は 1 : 3 0とされている。 [0036] なお、 3 0は太発明のプレス装置を内蔵する成形装置 (全体) で あり、 下部には成形装置 3 0全体を移動自在に支持するキャスタ 3 0 aが取り付けられている。 下部固定盤 8は成形装置 3 0の骨組 である図示していない籠型フレームを構成する水平部材に固定され て、 取り付けられている。 3 1は石膏下型 3および石膏上型 5をプ レスゾーン 1から出入れする開閉扉、 3 2は制铒盤である。 そして 、 下部固定盤 8と上部固定盤 6とは図示していない正面視方向で左 右 2本のタイロッドにより钜離を保たれて連結され、 可動盤 7はこ のタイロウドにより摺動自在に保持されて昇降自在に設けられてい る。 [0037] 以下、 このブレス装置の作動を説明する。 [0038] まず、 第一ボート 1 3より空油圧変換機 1 4に圧縮空気を供給し て圧力をかけ、 この空油年変換機 1 4から油配管 1 4 a、 油出入口 2 6を介して油圧シリンダ 1 1のへッド室内ゃ孔 9 a内に油 oを圧 入し、 油圧ビストン 1 5 (及びビス卜ンロッ ド 9 ) に連結した可動 盤 7を高速で石膏上型 5の方向に上昇させる。 なお、 第 1図では油 oが充满されて、 可動盤 7が上昇する直前の状態を示している。 ま た、 この可動盤 7には熱可塑性樹脂ブレフォーム 2を載置した石膏 下型 3が取り付けられている。 可動盤 7が石膏上型 5に当接する手 前の所定位置に達したとき、 図示していないリミットスィツチ等の 位置検出装置によりこれを検出し、 そこで増圧動作に切り替える。 なお、 上記無負荷時 (低圧時) の場合の可動慇 7の上昇速度 (高速 ) は通常 1 5 4 5露還/ sec . で、 空気の作動圧力は 3〜 7 kg/c履2で ある。 [0039] 増圧動作では、 空圧ブースタ 1 2の第二ポート 1 6より圧縮空気 を供給する。 そうすると空圧ブースタ 1 2の増圧ラム 1 7 aが貫通 孔 2 5内を上昇して油出入口 2 6が閉じられると共にその先端部は 油圧シリンダ 1 1のへッド室内に進入する。 下型 3のブレフオーム 2が上型 5に未だ接触しないときの無負荷時は増圧ラム 1 7 aが上 昇した体積分だけビストンロッド 9 (下型 3 ) は上昇する。 そして 、 ブレフォーム 2が上型 5に接触して負荷がかかると、 油圧シリン ダ 1 1内に蓄えられた油を増圧ラム 1 7 aが圧縮し、 例えば増圧比' 3 0の推力で油圧シリンダ 1 1のビストンロッド 9を押す。 なお、 増圧プレス動作が完了した時点では増圧ラム 1 7 aの先端の一部が ビストンロッ ド 9の孔 9 a内に挿入される。 このように、 空圧ブー スタ 1 2の増圧ビストン 1 7のへッド側面積はその増圧ラム 1 7 a の断面積よりも例えば 3 0倍と大きく しているため、 ビストンロウ ド 9は低速度で、 かつ、 空気圧のみによる推力よりも例えば 3 0倍 大きい高推力で上昇し、 石膏下型 3を石膏上型 5に圧着し、 熱可塑 性樹脂ブレフオーム 2の圧縮成形が行われる。 [0040] この場合の可動盤 7の速度 (低速) は通常 1 5〜3 O M./sec . で あり、 また、 ブレス推力は通常約 2 . 5〜4 ton として圧縮成形が 行われる。 [0041] 上記圧縮成形が終了したら、 第三ボー卜 2 7から空圧ブースタ 1 2のロッド室および第四ボート 2 8から油圧シリンダ 1 1のロッ ド 室へ圧縮空気を供給し、 増圧ラム 1 7 aおよびビストンロッ ド 9を それぞれ下降させ可動盤 7を下降させて、 上型 5と下型 3とを開い てそれぞれを扉 3 1から取り出す。 そし 、 圧縮成形されて下型 3 上に残っている義歯床を下型 3から取り除いて所望のものが得られ る。 [0042] このように本実施例のプレス装置は、 取扱いが簡便で大掛かりな 装備を必要としない圧縮空気で作動され、 高増圧比を得られる構成 のエアシリンダを用いたので、 ブレス装置の駆動部が大型化せず、 従ってブレス装置が小型化されコンパク卜に構成される。 [0043] 従って、 歯科技工場でのブレス装置の占有面積も小さくてすみ、 取扱い操作も箇便に行うことができる。 [0044] なお、 上記実施例の装置においては、 第 1図に示すように、 作業 者が可動盤 7と下部固定盤 8の間に挟み込まれるという事故を防止 するため、 プレス装置前面に、 石膏下型 3の固定具 1 9の一部とし て安全板 1 8を配置している。 [0045] また、 本発明の義歯床の成形に際しては、 予め石膏上型 5および 石膏下型 3を加熱し、 石膏下型 3上に载置された熱可塑性楫脂プレ フォーム 2を軟化させるため、 第 1図に示すように、 遠赤外線ヒー ター (詳細な構成は第 4図および第 5図を参照) を有する上下二室 からなる加熱ボックス 2 0を、 エアシリンダからなる矩動装置 2 1 により連結機構 2 2を介してブレスゾーン 1内へ装入する。 このよ うにして、 通常、 熱可塑性樹脂ブレフオーム 2は約 3 8 0 °Cで軟化 され、 石膏上型 5は約 1 3 0 Cに保持された後、 加熱ボックス 2 0 はブレスゾーン 1より退くことになる。 次に、 太発 ¾の義歯床成形用加熱装置を説明する。 [0046] 第 1図および第 2図に示すように、 加熱ボックス 2 0は、 義歯床 の成形に際して、 エアシリンダからなる ¾動装置 2 1のビストン口 ウ ド 5 0を上昇させることにより連結機構 2 2を介してプレスゾー ン 1内に装入され、 圧縮成形の前に、 予め石膏上型 5および石膏下 型 3を加熱し、 石膏下型 3上に載置された熱可塑性樹脂ブレフォー ム 2を加熟軟化させるものである。 そして熱可塑性樹脂ブレフォー ム 2の加熱軟化終了後には、 ¾動装置 2 1のビス卜ンロッ ド 5 0を 下降させることにより連結機構 2 2を介して加熱ボックス 2 0を図 上右側へ移動し、 プレスゾーン 1より退かせることになる。 [0047] 加熱ボックス 2 0は、 図示していないが図面の手前側と奥側の両 側板の上方の外側にそれぞれ取り付けられた加熱ボックス支持部を 、 成形装置 3 0の夭井部に水平方向に延設されたガイドレールに摺 動自在に嵌着されて支持されている。 [0048] ここで、 連結機構 2 2は、 第 2図においては、 案内ローラ 5 8と 板バネ 5 9、 案内ローラ用ホルダー 6 0、 補助案内ローラ 6 1、 お よび板バネガイド 6 2とから構成されており、 これによりビストン ロッド 5 0の略垂直方向の昇降を略水平方向の移動に変換している 。 板パネ 5 9は圧縮作用を受けてもその圧縮力が少ない状態では撓 まず所定以上の大きい圧縮力が作用すると橈む性質を有するもので あり、 加熱ボックス 2 0を図示位置から左方向へ移動させる場合に は橈まないが、 加熱ボックス 2 0が前進限でストツバで止められた 場合には所要の圧縮力が作用して波状に橈む。 このような板バネ 5 9を用いているので、 加熱ボックス 2 0をブレスゾーン 1へ移動さ せるに際し、 ブレスゾーン 1の所定のストツバに当たる定位置まで の移動を確実に行なうことができる。 案内ローラ用ホルダー 6 0は 案内ローラ 5 8をその両面から 2枚の板 6 1 a (図示では奥側の板 のみ) で挟むように形成,され、 案内ローラ 5 8はこの 2枚の板 6 1 aに取り付けられた軸 5 8 aに回転自在に支持されている。 この案 内口一ラ用ホルダー 6 0は成形装置 3 0に取り付けられている。 そ して、 2枚の板 6 1 aの間で板バネ 5 9がその幅方向を挟まれて案 内ローラ 5 8の周面に添接されて通されている。 また、 このホルダ 一 6 0には板バネ 5 9を板バネ 5 9が案内ローラ 5 8の周面と添接 する位置で案内ローラ 5 8との間で挟み込む補助案内ローラ 6 1が 取り付けられている。 さらに、 ホルダー 6 0には図示で手前倒と奧 側との 2枚の板からなる板バネガイ ド 6 2が取り付けられており、 板パネ 5 9はその幅方向をガイ ドされる。 なお、 醒動装置 (エアシ リンダ) 2 1は成形装置 3 0に取り付けられている。 [0049] 連結機構 2 2は以上のような構成にされているので、 加熱ボック ス 2 0の移動に際して板バネ 5 9がその移動経路から外れたり、 ま た、 加熱ボックス 2 0の前進限で止められて板バネ 5 9が波状に撓 んだときでも外れたりすることもなく、 加熱ボックス 2 0の移動動 作が確実に行われる。 [0050] なお、 連結機構 2 2に橈み得る板バネ 5 9を用いることにより、 ¾動装置 2 1 として加熱ボックス 2 0に必要な移動鉅離を確保し得 るストロークを有する市販の標準エアシリンダを採用することがで き、 安価に加熱装置を構成することができる。 [0051] 第 3図は連結機構の他の実旌例であるリンク機構を示す説明図で である。 7 0は固定ビンで、 他の≡個のビン 7 1、 7 2および 7 3 は移動ビンを示しており、 固定ビン 7 0と移動ビン 7 2、 移動ビン 7 1 と移動ビン 7 2、 および移動ビン 7 2と移動ビン 7 3のそれぞ れの間はほぼ同一距雜とし、 移動ビン 7 1 と移動ビン 7 3の間は固 定ビン 7 0と移動ビン 7 2の間を結合するリンク 7 4のほぼ 2倍の 長さを有するリンク 7 5で結合されている。 このリンク機構を用い れば、 例えば、 移動ビン 7 3に駆動装置 2 1のビストンロッ ド 5 0 を結合しこれを固定ビン, 7 0の方向に上昇させれば、 移動ビン 7 1 に結合した加熱ボックス 2 0は図上左側に移動し、 また、 ビス卜ン ロッド 5 0を下降させれば加熱ボックス 2 0は図上右側に移動する ことになる。 [0052] 次に、 本発明の義歯床成形用加熱ボックスを説明する。 [0053] 第 4図は、 未発明の義歯床成形用加熱ボックスの一例を示す左半 分正面断面図 ·右半分正面図、 第 5図はその右側面図 (一部断面図 [0054] ) である。 [0055] 第 4図及び第 5図において、 4 1は加熱ボックス术体で、 *体 4 1には遠赤外線ヒータ一取付板 4 2が固着され 取付板 4 2には遠 赤外線ヒータ 4 3が取り付けられて下室 Aを形成している。 なお、 4 6は前板を示す。 ここで、 遠赤外線ヒーター取付板 4 2および遠 赤外線ヒータ 4 3は、 加熱ボックス 2 0がブレスゾーン 1に装入さ れた時、 石膏下型 3に載置される熱可塑性樹脂ブレフォーム 2の形 状にほぼ対応し 石膏下型 3を上方より覆うように取着♦形成され ている。 また、 遠赤外線ヒーター 4 3は具体的にはニクロム線ヒー ターとその表面上に塗布された遠赤外線発生物質とから成る。 遠赤 外線発生物質としては、 例えば、 チラノコ一卜 (宇部興産眯商標) 等を用いることができる。 また、 取付板 4 2と遠赤外線ヒーター 4 3間の断熱のため、 その間には断熱材 4 5を 設させている。 [0056] 一方、 遠赤外線ヒータ一取付板 4 2の上方には加熱板 4 4が未体 4 1に固着され、 加熱ボックス 2 0がブレスゾーン 1に装入された 時、 石膏上型 5を下方から取り囲むような形状で形成され、 上室 B を構成している。 また、 加熱扳 4 4の表面には、 遠赤外線発生物質 であるチラノコ一卜 (宇部興産眯商標) が塗布されている。 [0057] 上記のように加熱ボックス 2 0が形成されているので、 加熱ボウ クス 2 0がブレスゾーン 1に装入された場合、 下室 Aにおいては、 遠赤外線ヒーター 4 3により雰囲気 S度が約 3 8 0 °C程度に加熱さ れるとともに、 遠赤外線,ヒーター 4 3の形状が下室 A内の石膏下型 3の上に配置されたブレフオーム 2の形状に略対応しているため、 ブレフオーム 2は全体的に均等に加熱軟化されることになる。 [0058] また、 下室 Aに設けた遠赤外線ヒーター 4 3は石膏下型 3上の熱 可塑性樹脂ブレフォーム 2を約 3 8 0 °Cで加熱軟化するとともに、 上室 Bにおける遠赤外線発生物質を塗布した加熱板 4 4の熱源とも なっており、 これにより加熱板 4 4が遠赤外線を発生し、 石膏上型 5を約 1 3 0。Cに保持することができる。 [0059] なお、 この遠赤外線ヒーター 4 3は、 前面側 (第 5図の図上左側 [0060] ) は外部への放熱を考慮してニクロム線ヒーターの配線を密にし、 一方後面側 (第 5図の図上右側) をニクロム線ヒーターの配設を疎 になるようにすることは、 ブレフォーム 2全体の均等な加熱♦軟化 のために、 更に好ましいものである。 産業上の利用可能性 [0061] 以上説明したように、 *発明に係る義歯床成形用のブレス装置に よれば、 義歯床を成形するに際して、 特定の構造を備えた慝動用ェ ァシリンダを用いたので、 圧縮成形時間を短くすることができると 共に、 装置の小型化を図ることができる。 [0062] また本発明の義歯床成形用加熱装置によれば、 加熱ボックスとそ の駆動装置と両老を連結するための連結機構を有機的に S置したの で、 装置全体の小型化が図れ、 しかも加熱ボックスのプレスゾーン へ所定位置への確実な移動を達成することができる。 [0063] 更に、 太発明の義歯床成形用加熱ボックスは、 遠赤外線ヒーター の配置、 形状を特定したので、 熱可塑性樹脂プレフォームを全体的 に均等に加熱軟化することができる。 また、 下室に設けたような遠 赤外線ヒータ一を一つの熱源とし、 これにより溘度差をもたせて石 膏下型上の熱可塑成樹脂ブレフォームの加熱軟化と加熱板の加熱を 行い石膏上型の恒瘟作用を行うので、 極めて経済的である。
权利要求:
Claims 請求の範 囲 1 . 人工歯が保持された石膏上型が取り付けられる上部固定盤、 予備軟化された熱可塑性樹脂ブレフォームが載置される石膏下型 が取り付けられるとともに、 上記上部固定盤の下方に位置する可動 盤、 ;*:体が下部固定盤に垂下して取り付けられ、 ビストンロッド先端 が前記可動整に固着された ¾動用エアシリンダ、 から主として構成 され、 該¾動用エアシリンダが、 油圧による ¾動シリンダと空圧ブース タとを一体化したものであることを特徴とする義歯床成形用プレス 2 . 空圧ブースタが、 増圧ビストンとそれに一体的に固着された増 圧ラムが内装されて構成された請求の範囲第 1項記載の義歯床成形 用ブレス装置。 3 . 空圧ブースタの増圧ラムは油圧による駆動シリンダのへッド室 内へ挿入可能であり、 かつ、 該増圧ラムの外径は増圧ビストンの外 径よりも所定比を以つて小さいものである請求の範囲第 1項又は第 2項記載の義歯床成形用ブレス装置。 4 . 油圧による ¾動シリンダは、 油圧ビストンとビストンロッドか ら構成され、 該ビストンロッドの内部には轴線方向に端部にまで廷 び、 空圧ブースタの増圧ラムが挿入可能な孔が形成されている請求 の範囲第 1項乃至第 3項のいずれか 1項に記載の義歯床成形用ブレ ス装置。 5 · 上下石膏型を圧着し石膏下型上に載置される熱可塑性樹脂ブレ フォームを圧縮成形するプレスゾーンと、 その外方位置との間で略 水平方向に移動自在に配置される加熱ボックスと、 該加熱ボックスの移動方向と交差する略垂直方向に進退するビス トンロッ ドを有する加熱ボックス駆動装置と、 該加熱ボックスと該加熱ボックス靨動装置とを連結する連結機構 と、 から成り、 該連結機構が略垂直方向と略水平方向間の方向変换機能を有する ことを特徴とする義歯床成形用加熱装置。 6 . 連結機構が板バネあるいはリンク機構から形成される請求の範 囲第 5項記載の義歯床成形用加熱装置。 7 . 上室および下室の上下二室からなり、 下室は石膏下型上に載置 される熱可塑性樹脂ブレフォームの軟化用であって、 その断面形状 が該ブレフオームの形状に略対応するように遠赤外線ヒーターが設 けられ、 上室は石膏上型の恒瘟用に前記の下室に設けられた遠赤外 線ヒーターを熟源とする加熱板にて画成され、 該加熱板は遠赤外線 発生手段を備えたこと^特徴とする義歯床成形用加熱ボックス。 8 . 遠赤外線ヒーターが、 ニクロム線ヒーターとその表面に塗布さ れた遠赤外線発生物質とから成る請求の範囲第 7項記載の義歯床成 形用加熱ボックス。 9 . 遠赤外線ヒーターは、 前面側は外部への放熱を考慮して二クロ ム線ヒーターの S設を密にし、 後面側をニクロム線ヒーターの配設 を疎になるように構成した請求の範囲第 7項又は第 8項記載の義歯 床成形用加熱ボックス。
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同族专利:
公开号 | 公开日 EP0486705A4|1993-09-15| EP0486705A1|1992-05-27| CA2059527A1|1991-12-16|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1991-12-26| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): CA KR US | 1991-12-26| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB GR IT LU NL SE | 1992-02-11| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 2059527 Country of ref document: CA | 1992-02-12| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1991911191 Country of ref document: EP | 1992-05-27| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1991911191 Country of ref document: EP | 1995-07-13| WWW| Wipo information: withdrawn in national office|Ref document number: 1991911191 Country of ref document: EP |
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